足腰を強くする高齢者の筋トレまとめ

高齢を迎えると様々な病気や体の衰えを感じてきます。中でも足の筋肉の衰えは誰もが感じるものです。このブログでは足腰を強くする筋トレの方法や効果、ストレッチなども取り入れています。特に下半身の筋肉にある腸腰筋、大腿四頭筋、お尻、姿勢といった部分まで改善できるようご紹介します。

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高齢者がリハビリとして筋トレする目的

若年者で筋トレをする理由はダイエットだったり、スタイル維持だったりと効果が何となくわかると思います。それに対して高齢者が筋トレをする理由は若年者と比べて目的は違うにせよ効果のあることはわかっています。

高齢者の定義は65歳上になっていますが、筋肉は年齢関係なく鍛えれば向上する器官だと研究で言われています。つまり90歳になっても筋トレを行うことにより効果は出るということですね。ただし負荷量・頻度に関しては若年者よりも考慮して筋トレをする必要はあります。

 高齢者の筋トレをする目的

高齢者が筋トレをする理由はどんなものでしょうか?人によってそれぞれではありますが大きくいうと「日常生活を快適に過ごす」ことではないでしょうか?高齢になると足腰も弱くなり、筋肉が落ちるということをよく皆さん口にします。もう少し細分化して目的をみてみましょう。

・心肺機能の向上

・生活機能の向上

・生活の質の向上

・転倒予防

・精神面の安定

などが挙げられます。

近年日本では超高齢化社会と言われ、サルコペニアと呼ばれる加齢に伴う筋力の現象が問題にもなっています。筋肉は1年で1%落ちると言われています。仮に20歳の時と70歳の時を比べると差は50年。つまり50%の筋肉が落ちる計算になります。

またサルコペニアによる転倒、骨折、寝たきりによる医療費増大も問題になります。転倒原因の1位は筋力低下と言われており更なる患者が増える見込みです。寝たきりになると廃用症候群になり更になる問題になります。

廃用症候群

廃用症候群とは、病気やケガなどの治療のため、長期間にわたって安静状態を継続することにより、身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状のことをいいます。仮に1週間寝たままの状態を続けると、10~15%程度の筋力低下が見られることもあります。

そして気分的な落ち込みが顕著に現れてうつ状態になったり、前向きに取り組むやる気が減退したりと、精神的な機能低下も見られます。

廃用症候群を発症すると、精神障害、自律神経障害、運動器障害、筋委縮、誤嚥、ごえん性肺炎、心機能低下、血栓塞栓症などを発症します。

 

筋トレ効果を上げるためにはアミノ酸も摂取

筋トレだけでも筋力向上効果はあるのですが、それは栄養状態が比較的保たれている場合によります。筋肉、血管、神経も含めカラダを作る主成分はタンパク質です。タンパク質はアミノ酸の集合体です。

 

ではアミノ酸を摂取しているだけで筋力向上するかと言われればそれはあり得ません。なぜなら筋トレをすることで筋損傷が起こり、筋繊維が回復する過程の中で筋肉が徐々に成長し筋力がつくのですから。大切なことは筋トレとアミノ酸摂取を組み合わせることですね。

 筋肉はタンパク質ですから、お肉、魚、卵などもありますが高齢者にとっては噛み切れなかったり、のどにつまらせる可能性もあることからサプリメントを活用するのはとてもオススメです。

 

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