足腰を強くする高齢者の筋トレまとめ

高齢を迎えると様々な病気や体の衰えを感じてきます。中でも足の筋肉の衰えは誰もが感じるものです。このブログでは足腰を強くする筋トレの方法や効果、ストレッチなども取り入れています。特に下半身の筋肉にある腸腰筋、大腿四頭筋、お尻、姿勢といった部分まで改善できるようご紹介します。

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高齢者がリハビリで行う筋トレの効果

高齢者の筋トレの効果

高齢者で会っても筋トレは行ったほうが良いとされます。筋肉はカラダの中で唯一年齢に関係なく鍛えれば向上する器官だからです。生涯筋トレを継続することは健康な生活を送るために必須なことであると言えます。

 

筋肉量、筋力の増加

筋力トレを行うことで筋肉量、筋力増強効果が得られます。身体を支える抗重力筋と呼ばれる筋肉が強くなることでより姿勢が安定し、転倒予防や移動する際に必要な筋力向上に繋がります。

抗重力筋とは、重力に対して身体の姿勢を支えるために働く筋肉のことです。広背筋、腹筋、お尻、太もも、ふくらはぎが前後に伸び縮みしながら重力に対しバランスを保っています。

 

歩行速度の改善

高齢者になると足腰の筋肉が弱まり歩行速度が低下することがあります。しかしこれは筋肉をつけることで改善されます。歩行に必要な大腿四頭筋という前ももの筋肉を鍛えること、腸腰筋という足と胴体を繋げる筋肉を鍛えることが重要です。

 

生活習慣病の改善

筋トレによるインスリン抵抗性、糖代謝を改善することができます。糖代謝異常の予防が期待できることで糖尿病リスクを防ぐ、または改善になります。他にも脂質代謝の改善が期待できることがあります。自分に合った負荷で筋トレを行うことで血圧や血管への効果が高まり代謝アップ、メタボリックシンドロームの改善にもつながります。

 

嚥下機能の改善

食べ物を飲み込むための筋力が低下すると食事量が低下したり、栄養状態も悪くなります。また、誤嚥による肺炎などのリスクも高まります。特に誤嚥性肺炎は多く最悪生命の危機になる可能性もあります。筋力トレーニングにより、飲み込み(嚥下)に関わる筋力を鍛えることで嚥下機能を改善できます。

 
精神面の安定

高齢者になりカラダを動かすことが億劫になると余計に動かさなくなります。すると脳の活性化が阻害され、成長ホルモンやセロトニンという積極性を生み出すホルモンの欠乏が発生します。

 

するとなんだかだるい日が続いたり、終いには人と会うことも面倒になりうつになる人もいます。筋トレはセロトニンと成長ホルモンを分泌する作用があるので精神的にも安定してきます。

 

骨密度の増加

筋トレを行うことで重さに対する負荷が筋肉だけでなく関節や骨に伝達し、骨密度が高まることがわかっています。特に年齢を重ねるごとに骨密度は低くなるので気づいたら早めに取り組みましょう。

 

腰痛、膝の痛みを改善

筋トレを正しく行うことで腰痛や膝の痛みも改善する効果があります。痛みの原因は様々ありますが筋力が弱くなることで骨盤のゆがみや神経異常が発生し痛みと感じることがあります。

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