高齢者の下肢筋トレがリハビリに効く理由
高齢者こそ下肢筋トレをしよう
下肢の筋肉は老化しやすい
高齢者になると筋肉が落ちたな~と気にしたことはありませんか?特にカラダの大部分を占める下肢の筋肉は落ちるのが早いことがわかっています。筋肉が落ちたことで歩行や動作の中でうまくカラダを支えることができず転倒。終いには骨折して寝たきりになってしまう方も多いです。骨折すると部位によっては大量出血して生命の危機にあったりします。
若年者においても回復まで1ヵ月はかかると思うと高齢者の回復には相当な時間がかかることがわかりますね。リハビリするにも足がうまく動かなかったりして精神的にも参ってしまいます。そうならいためにも日頃からリハビリを兼ねて下肢の筋トレを行いましょう。
痩せていれば安心ではない
高齢者になると糖尿病がきっかけでメタボリックシンドロームなどになり、糖質制限生活を余儀なくされる方が多いですが、いっぽうで痩せていれば安心かというとそうでもありません。痩せているというのは引き締まっているとは意味が違います。日頃から運動習慣があり引き締まっている場合には問題はありません。
日頃から小食で筋肉が落ちたことで痩せている方はリスクが高まることがあるので今一度あてはまらないか振り返ってみましょう。
下肢筋トレで精神的にも充実しましょう
精神的に安定している人の特徴としてホルモンバランスがしっかり整っていることがわかります。成長ホルモンとセロトニンはその代表例です。特にセロトニンは脳から分泌されるホルモンで筋トレをすることで分泌量が増加します。また抗うつ剤として処方されていることでも知られています。積極的に人生を生きていくための脳のリハビリとしても重要な要素です。
下肢筋トレで鍛えるべく筋肉
下肢の筋肉は人体の中でも割合が多いですね。人間の二足歩行も下肢の筋肉が発達したからこそなのです。二足歩行を可能にした筋肉が大殿筋というお尻の筋肉とヒラメ筋というふくらはぎの筋肉。猿にはなくて人にある筋肉がこの2つと言われています。
大殿筋とヒラメ筋の両方を鍛えるとともに、その他にも裏もも、内もも、前ももを鍛えていくことも重要だと言えます。筋肉はすべてが連動して動きます。一か所だけ鍛えてもバランスが崩れてしまいますよね。
高齢に伴って二足歩行が困難にならないためにも常日頃から鍛えるようにしましょう。
鍛えた方は多種多様で様々なレベルに合わせていかなければいけませんので自分に合った方法を見つけ出すこともことも大切です。